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月刊SSKしんぶん VOL.58

SSKしんぶん 2016.01.07

SSK活動報告(11月)

高尾山の紅葉を楽しみました。今年は暖冬!? 12月になっても温かい日が多く変な陽気ですね。過ごしやすさもありますが、みなさま体調を崩しませぬようお気を付け下さい。11月の活動報告をいたします。
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【地域連携】
4日(水)八王子市中学校研究会養護部研修会講師:長沢Dr.
12日(木)八王子市民生委員高齢福祉部会研修会
21日(土)『子供の心の健康を守りために~「心の病」の早期発見・早期治療』東京都・東京つくし会主催講演会講師:笠原Dr.
27日包括医師相談:田Dr.

【本人・家族支援】
6日(金)いっぽの会茶話会(レディスディ)
14日(土)ファミリープログラム②
20日(金)いっぽの会茶話会
21日(土)友遊会
28日(土)サポートグループ

【その他】
11月6・7日と、多摩市・八王子市を会場に、病院・地域精神医学会が開催されました。
当院職員の発表があったり、宮崎副院長がシンポジストで参加したり、実行委員やお手伝いの人たちを含めると結構多くの職員が関わり参加した学会でした。またソーシャルワーカー室が窓口となり、5日には全国から参加された方々が病院見学に見えました。
他にも、井出部長、古明地PSWと一緒に法政大学の先生方に当院の医療内容や地域の精神医療事情などについて説明と情報交換させて頂く機会があったり、毎年やっているケアマネ―ジャー向けのセミナー企画等で高齢者あんしん相談センター高尾の職員や訪問看護ステーション天馬の職員と打ち合わせを行ったりしています。

 
<ちょっと例外企画のお知らせ!!>

最近の障害年金事情と「障害年金の現状を知り課題を考える学習会」の開催

ここ数年、「障害年金の認定が厳しくなっているのではないか?」「就労しているともらえない」、「年金診断書の内容は変わらないのに等級が下がった」、「障害年金が停止された」などという声が多く聞かれるようになっていました。
一昨年から、国民年金・障害基礎年金の認定における地域格差の問題等が相次いでマスコミによって報道され、厚生労働省も内部調査を実施し、昨年2月から特に地域差が大きかった精神・知的障害の障害年金の認定に係る地域差に関する専門家検討会というものを開催しています。
そこでは、認定方法の変更を検討しガイドラインの作成が行われました。ガイドラインは格差の本質的な議論をせずに表面的な統一で障害者にとって厳しいものになっていく恐れのある内容を含んでいます。各団体からの要望書もだされています。
ガイドラインについてパブリックコメントを募集した際は今までになく多くの団体・個人から意見が寄せられました。就労等がむずかしい、または日常生活を営む上で多くの支援が必要な方々にとって、障害年金は所得保障の大きな柱になっており、その事への危機感を多くの方が感じている証拠とも言えるでしょう。
厚労省は1月実施を予定していましたがこれらの動きもあって実施については多少延期されるようです。この問題を一人でも多くのPSWらと共有し考えていく必要があると感じ、当院のPSWと東京周辺のPSWが集まって作っている障害年金研究会主催で、12月19日(土)当院グリーンホールにて障害年金の勉強会を行いました。
外部のPSWらの参加も30名余りあり、八王子や多摩地域の他、千葉や山梨からも参加者がありました。システムの基本は昭和30年代に作られたものが現在も生きています。今の様な薬や治療も生活支援も、障害者基本法や障害者雇用促進法、障害者総合支援法、障害者権利条約の批准などもなかった時代です。
PSWをはじめ多くの支援者が障害年金のあり方や支援について考える必要があると感じています。

 

イベント広場(12月予定)

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◆1日(火)13:30~「現代を生きる若者のメンタルヘル
ス」笠原Dr講演 (八王子市学園都市センター)
八王子市保健所主催
●4日(金)13:30~いっぽの会茶話会レディースディ
●12日(土)ファミリープログラム③「再発予防」
◆15日(火)13:30~
「所得保障制度としての障害年金を考える学習会」
日本障害者協議会(JD)主催、衆議院会館
●17日(木)拡大退院支援委員会
「生活保護を正しく知ろう」
●18日(金)13:30~
いっぽの会茶話会
●24日(木)病院見学会
◆その他、地域で行われる講演会等の詳しい案内はSSKオープンルーム前等に掲示または配布中です。のぞいてみて下さい。

≪イベント表示:◆院外 ●院内 ★その他≫

 

平成27年度精神科地域移行実施加算の報告

今年度の精神科地域移行実施加算(入院期間5年を超える方が5%以上退院)の実績達成状況を報告します。
今年度は7名の退院が必要でした。現在、すでに加算カウントクリア(3か月以上退院継続)している方が8名となり、無事今年度の条件を達成することができました。退院先は、自宅1名、単身アパート2名、自立訓練施設1名、グループホーム1名、救護施設1名、特別養護老人ホーム1名、有料老人ホーム1名でした。病院全体の、また個々の担当スタッフの皆さんの日々の丁寧な関わりや努力のおかげで、病院として、また一つ大きな実績を積み重ねることができました。皆様本当にありがとうございました。そして次年度も皆様のご協力をよろしくお願いします。