心の病についてPSYCHOSIS

気分障害

気分障害-心の病最近うつ病に関する報道が多いですが、気分障害という病気の一つです。気分障害とは、気分の変動によって日常生活に支障をきたす病気の総称です。うつ状態だけが続くものを「うつ病」、躁(そう)状態とうつ状態をくり返すものを「双極性(そうきょくせい)障害」と言います。それぞれの治療法が違うため、区別して治療をしていくことになります。

うつ病

生活をしていれば、何かのきっかけで憂うつな気分になることは誰もが経験することでしょう。そして時間と共に普段の気分を取り戻していくことでしょう。しかし気持ちの落ち込みや憂うつな気分が長く続き、次第に夜眠れなくなったり、食事を食べたくなくなったりするなど多彩な症状が出て、普段の生活を送れなくなることがあります。この状態はうつ状態と考えられます。

「うつは心の風邪」という表現を見受けますが、脳内の神経伝達がうまくいかなくないなどのトラブルから起こる病気と考えられ、決して気持ちの持ち方や精神論で解決できるものではありません。医師の診察をきちんと受け、適切な治療を受けることが必要になります。具体的には面接を通して症状、ストレスになるような生活の中の出来事、他の病気、自分の性格、家族のことなどを詳しく聞きます。時に症状とその程度を調べるためにチェックリストを使うこともあります。この他に血液検査や画像検査も必要に応じて行います。ご家族からも話を聞くこともあります。これらの情報を総合してうつ病の診断がなされます。

うつ病の治療の基本は休養・薬物療法・精神療法の3つです。実際には脳内の神経の伝達を改善させるための抗うつ薬を継続して内服し、休養や精神療法などを組み合わせていくことが多いかもしれません。なかなか症状がよくならない時には、その他の治療法を用いることもあります。

双極性障害

最近注目されている病気です。気分が異常に明るくなり、夜も寝ないで活動したり、お金を必要以上に使ったりする躁状態とうつ病の症状を繰り返すものです。躁状態に程度の差があるため、うつ状態だけが強調されてうつ病として治療されていることも少なくありません。「気分が変わりやすい」「気まぐれ」という程度とは大きく異なりますが、そのような傾向があり、対人トラブルや金銭トラブルが多い方はこの病気を疑って、一度医療機関を受診してもいいのかもしれません。

診察の流れはうつ病と同様です。 双極性障害の治療は薬物療法と心理・社会的治療法が治療の中心となります。薬物療法では躁・うつの再発を予防するための気分安定薬と呼ばれる薬剤を中心としたものになります。一方、心理・社会的治療法では再発をコントロールしたり再発の兆候をモニターするなどの疾患教育 (心理教育)や対人関係のストレスへの対処や社会リズムを一定に保つことを目指すなどの対人関係社会リズム療法が行われます。
ほとんどの場合で躁状態やうつ状態は回復しますが、再発も多く、生涯にわたって再発の予防のために治療を継続していくことが一般的です。

精神科

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