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月刊SSKしんぶん VOL.49

SSKしんぶん 2015.03.31

SSK活動報告(2月)

49-1梅のつぼみも膨らみ咲き出した枝も増えました。ふきのとうや水仙も見かけます。寒い寒いといっているうちに少しづつ春が近づいていますね。3月は何かと忙しい月でもあります。温かくなってきたからといって油断せず健康に気をつけながらいきましょう。
2月の活動報告をします。
 
【地域連携】
13日(金)落合町会で健康教室、当院長谷川PTと高齢者あんしん相談センター高尾斉藤さんのコラボでした。二人の話もうまく長谷川さんの体操指導もあり会館満杯の参加者と楽しい時間を過ごしました。
20日(金)相模原市にある地域活動支援センターぷらすかわせみで「ちょっと得するミニ講座~医療保護入院について~」相川PSWが講師で、精神医療の歴史や入院形態、手続き等の話をしました。十数名の参加者は熱心に聞いてくださり質問も多く出ました。終了後も通所者同士で資料を使ってミーティングが始まったりしていました。
23日(月)清瀬市内で知的障害者のデイや通所事業所、グループホームを運営している清瀬わかば会の職員研修:「てんかんについて」元院長の原先生が専門的なことを分かり易く丁寧に話してくださり職員さんからも好評でした。
24日(火)出張相談会医師相談:森山Dr
26日(木)病院見学会(訪問看護ステーションの見学・連絡会含む)8名参加。
 
【本人・家族支援】
6日(金)いっぽの会茶話会レディースデイ
14日(土)ファミリープログラム⑤最終回
20日(金)いっぽの会茶話会
21日(土)友遊会(映画会)

 
【その他】
八王子保健所の会議に出席したり、家族の会にお邪魔したりしました。キャラバン隊はお休みでした。

 

地域の動き・病院の動き

現在各市町村では、国の指針に基づいて障害者計画および第4期障害福祉計画を策定中です。そのなかには精神科病院から地域生活への移行促進についても盛り込まれています。
また障害者権利条約が批准されたことを受けて、八王子市の「障害のある人もない人も共に安心して暮らせる八王子づくり条例」のような条例を定める市町村もでてきています。みんなが安心して暮らせるまちづくりやふつうの暮らしを大事にしたいということだと思います。(各市町村のホームページをご覧になってみて下さい。)
具体的な退院・地域移行支援に関連して、東京都は精神障害者地域移行体制整備支援事業を来年度も継続します。地域移行の相談支援事業所や関係機関と協力しながら病院の中でも丁寧な取り組み、工夫を重ねながら退院・地域生活の支援を行っていきましょう。退院支援委員会や退院支援チームも上手く使ってください。
 

講演会のお知らせ(当院利用者とその家族対象)

3月28日(土)13:30~15:00当院A棟グリーンホールにて「もっと知りたいリカバリーと当事者の力」というテーマで、講演会を行います。
雑誌「こころの元気+」や「リカバリーフォーラム」などでおなじみのNPO法人コンボの共同代表である宇田川 健さんをお迎えします。当日はご自身のリカバリ-の歩みやこれまでの活動をお話頂きながら、病気があっても大丈夫、みんなにはこんな力があるんだよと心強いメッセージを頂けると思います。たくさんの方に聞いていただきたいお話です。
問い合わせは、サービスステーション駒木野(真嶋・山口)かソーシャルワーカー室(新井山)まで
 
 

イベント広場(3月予定)

49-2●6日(金)13:30~いっぽの会茶話会(レディースデイ)
●12日(木)包括医師相談:田Dr
●19日(木)13:00~退院支援プログラム
      てくてくデモンストレーション
●19日(木)15:30~病院見学会(訪問看護ステーション対象)
●20日(金)13:30~いっぽの会茶話会
★22日(日)13:00~「統合失調症を生きる」
     ~病と共に自分らしく~
     立川・たましんRISURUホール(旧立川市民会館)
●25日(水)病院見学会
●28日(土)13:30~15:00講演会
     「もっと知りたいリカバリーと当事者の力」
※この日は講演会終了後、友遊会の総会とサポートグループがあります。
◆キャラバン隊は日程調整中です。
地域で行われる講演会等の詳しい案内はSSKオープンルーム前等に掲示中です。

≪イベント表示:◆院外 ●院内 ★その他≫
 
 

H26年度ファミリープログラム終了しました!

2/14をもちまして、今年度のファミリープログラム2クール全10回が終了しました。今年度は21家族22名にご参加頂きました。講師、実務スタッフおよび関係者の皆様お疲れ様でした。ご家族からは、「はじめは病気に向き合うのが怖かったけど、ここで他のご家族が笑顔で頑張っているのをみて勇気がでた」「苦しんでいるのは自分たちだけじゃないと感じられた」「他の人に病気のことを言えなかったけど、ここでなら自由にしゃべれた」「自分も自分の人生を楽しんでいいと思えた」「こうしたものがあるだけで病院への信頼が厚くなる」などの声を頂きました。孤立・不安・自責感が和らぎ、医療への信頼が増し、大きな困難と向き合いながらも希望も感じ、笑顔でこれからの事を語り合うご家族の様子をみて、スタッフ一同たくさんの元気を頂きました。
ご本人・ご家族が疾患や治療・対処について学ぶことは再発予防に効果的です。しかしそれだけでなく、ご本人・ご家族がそれまで味わったショック・不安・孤立・悲観・自責感・スティグマなどに対して、精神科医療はどう関われるのかも、大きなテーマだと感じます。
H27年度もファミリープログラムは年2クール、5月開始と10月開始で 実施します。3月20日から参加者募集申し込みが開始しますので、引き続きご案内よろしくお願いします。